天中殺とは?

天中殺とは、天が見方をしてくれない不自然な時期の事を言います。この時期を知っていることで防げる事もあり、また変えられる未来もあるのです。だからこそ算命学では天中殺という時期は重要な指標となっております。

天中殺には、誰にでも平等に訪れる「年運天中殺」と、特定の人にしか回ってこない20年間・30年間・40年間続く「大運天中殺」があります。「年運天中殺」は、12年間周期で2年間続く「年運天中殺」と、1年周期で2ヶ月続く、「月運天中殺」、12日周期で2日間続く「日運天中殺」があります。

この天中殺は、誰にでも一定の周期で平等に回ってきます。天中殺は一般的に良くないもの、悪いことが起こる時期だと思われることが多いですが、天中殺の期間はルールを守っていれば、プラスに活用することもできます

天中殺の種類は「戌亥天中殺」「申酉天中殺」「午未天中殺」「辰巳天中殺」「寅卯天中殺」「子丑天中殺」の合計6種類存在します。戌亥天中殺の人の場合は、戌亥年、戌亥月、戌亥日、戌亥時間に該当する時期が天中殺となります。

天中殺の仕組みを解説

天中殺は、自然が作り出した空間(十干)と時間(十二支)の間に生まれた不自然融合によって生まれます。10種類ある「十干」と12種類ある「十二支」を組み合わせることで必ず2つ「十二支」が余ります。時間(十二支)の概念は存在するのに、存在している空間(十干)がなく、これが不自然な状態を指します。この不自然な状態を「天中殺」といいます。

天中殺の図解

天中殺対応表

01甲子 11甲戌 21甲申
02乙丑 12乙亥 22乙酉
03丙寅 13丙子 23丙戌
04丁卯 14丁丑 24丁亥
05戊辰 15戊寅 25戊子
06己巳 16己卯 26己丑
07庚午 17庚辰 27庚寅
08辛未 18辛巳 28辛卯
09壬申 19壬午 29壬辰
10癸酉 20癸未 30癸巳
戌亥天中殺 寅卯天中殺 辰巳天中殺
31甲午 41甲辰 51甲寅
32乙未 42乙巳 52乙卯
33丙申 43丙午 53丙辰
34丁酉 44丁未 54丁巳
35戊戌 45戊申 55戊午
36己亥 46己酉 56己未
37庚子 47庚戌 57庚申
38辛丑 48辛亥 58辛酉
39壬寅 49壬子 59壬戌
40癸卯 50癸丑 60癸亥
午未天中殺 申酉天中殺 子丑天中殺

宿命天中殺とは?

宿命天中殺は生まれながらにして天中殺を持っている人のことです。このような人は、この先の人生で回ってくる天中殺の影響が受けにくいとされています。宿命天中殺は「生年中殺」「生月中殺」「生日中殺」の3つに分けられます。

「日干支」から割り出した天中殺の十二支と同じ十二支が、年干支の十二支にある場合は「生年中殺」になり、「日干支」から割り出した天中殺の十二支と同じ十二支が、月干支の十二支にある場合は「生月中殺」となります。生日中殺は、「年干支」から割り出した天中殺の十二支が、日干支の十二支にある場合は「生日中殺」になります。

  1. 生まれたが天中殺 ⇒ 生年中殺
  2. 生まれたが天中殺 ⇒ 生月中殺
  3. 生まれたが天中殺 ⇒ 生日中殺
生年天中殺の特徴

生年天中殺を持つ人は、両親からの恩恵を受けにくい運命を持っています。これは必ずしも「親が裕福でないから」という意味ではありません。たとえ恵まれた家庭に育ったとしても、自分自身の力でお金を稼ぎ、自立していく環境に置かれることが多いのです。両親の離婚などにより、物理的に恩恵を受けられないケースもあります。

この宿命を持つ人は、できるだけ早く親元を離れて自立した生活を始めることで運気が開けます。自立が早ければ早いほど、チャンスをつかみやすく、幸運を自分の力で引き寄せられるのです。

生月天中殺の特徴

生月天中殺を持つ人は、家族や身内との縁が薄くなりやすい運命を持っています。そのため、自分の家系の恩恵に頼らない生き方を選ぶほど、運気が上昇しやすくなります。生年天中殺と同じように、早い段階で親元を離れて自立した生活を送ると良いでしょう。

また、大事な決断は家族に相談するよりも、自分の意思を尊重して選択することが大切です。どうしても相談が必要なときは、家族ではなく信頼できる友人に頼るのがおすすめです。

一方で、不安定になりやすい面があり、「自分の選択は正しいのか」と迷うこともあります。しかし、自分の判断や行動に自信を持つことで、大きな幸運をつかむことができるでしょう

生日天中殺の特徴

生日天中殺を持つ人は、男女を問わず結婚運に恵まれにくい傾向があります。結婚を望んでいても、なかなか理想の相手と出会えなかったり、出会いがあっても最後の段階で関係が破局してしまうことが少なくありません。たとえ結婚に至ったとしても、夫婦の間で誤解やすれ違いが生じやすく、揉め事やトラブルが増えてしまうことがあります。

また、焦って結婚するよりも、時間をかけて信頼を築ける相手を見極めることが幸運のカギです。自分の価値観を大切にしながら、同じ方向を向いて歩める相手と結ばれることで、この天中殺の影響を乗り越え、むしろ強い絆を育てていけるでしょう。